アメリカ3日目
まだバッチリ時差ぼけ。朝四時に起きてやる事ないので現地の地図を見て周辺の地理を予習。
例のごとく朝飯をガッツリ食べてスタート!
頼みの綱のKealaniさんと再会。
ここで去年のニューヨークフェアで一緒だったナオミさんとFaceTimeで翻訳してもらいながら僕が頼みたい部屋探しとお店での修行、あと語学学校に行きたいことなんかを話しました。
ナオミさん本当にありがとうございましたm(_ _)m
まず学校の手続きを手伝ってくれてそして居候させてくれる人を探してくれる事に。修行はもちろんオッケー三店舗あるから順にまわろという話になりました。
そうそう、それから驚いた事にサンフランシスコに来ていることをSNSに載せていたらフォローしてくれていた現地の人が頼みたいと連絡をくれたんです!
これには本当にビックリ!早速この日に磨かせて頂くことになり海外で初の仕事になりました。
ベステッティ!めちゃめちゃいい靴!!
ということで早速次の日から学校に通えることになり、なんとかなるかも?という期待が持てる3日目になりました。
アメリカ2日目
初日に泊まったオレンジビレッジホステルがとりあえず安いので3日間延長をフロントにお願いして、初日はホステルの食堂?で朝食。
朝食はパン、ベーグル、バナナ、フレーク。牛乳、ジュース、コーヒー。これを自由に取って食べていいシステム。
お金あんまり使いたくないのでガッツリ食べて、今日は昨日と別の店舗に遊びに行って見ることに。
昨日Crocker Galleriaに行った時にKealaniさんに連絡してくれて今日はBank of America店に来るって事になってたんでお邪魔しました。
はい、昨日と同じ流れですね。
「アイムタツ!ジャパーニーズ…」以下略
この日はMachaelとIssacとPantherがいて、磨きのマニュアルを教えてくれました。
磨き手順の基本は決まってるんですね。
1.クリーン&モイスチャー
2.エッジ
3.モイスチャー&ダイ
4.クリーム&ブラシ
5.バフ
3コースある中で変えるのはクリームを塗る回数と使用するクリームのグレードが変わります。
この辺りを一通り教えてもらったところで、住むとこ相談しようと思ってたKealaniが来れないってことに。
その日居た人に安く住めるところを探してるんだけどっていう話したら私の家一部屋空いてるから見る?って
Air bnbってやつを割とやってる人がいるらしく一月八万くらいで泊めれるよって話です。
とりあえず値段の相場がわからないので一旦保留。
3日目でようやくKealaniさんとの再会。ここまで確定事項なし、とにかくお願いしまくって1日でも長く滞在できるように頑張ります!
アメリカ初日
飛行機でサンフランシスコについて入国審査を無事にパス!!
空港で所持金を両替して、電話のSIMカードを買ってさぁいくぞ!!…と思ったら言葉通じないし何言ってっか分かんない…どうやらここで扱ってるのは通話メインだからあんたには向かない的なこと言ってたっぽい。
調べたら(空港はwifiあります)どうやらダウンタウンについてすぐに携帯ショップがあってそこなら観光者なれしてるスタッフが親切に教えてくれるそうなのでとりあえず行ってみることに。
海外で使えるSIMカードは日本で手に入れられるみたいなので事前に入手しておくことをお勧めします。。
まぁ気を取り直してとりあえず目的のAShine&Coのお店に行けばなんとか助けてもらえるだろう!って事で1番見つけやすそうなMontgomery駅近くのCrocker Galleria店に向かいます。
僕の場合は結果良かったんですけど、サンフランシスコに着いたらまずPowell駅を目指してください!ここにいけば観光案内所があるし携帯ショップもあるしここを拠点に動いたらいけるな!っていう手応えがあります。
ということでその手応えを感じることなく不安に満ち溢れたままお店に到着…
「ハローアイムタツ!ジャパニーズシューシャイナー(腕のワッペンを見せながら)シャインオアダイ!!」
「Wow great!」「Welcome!」(やったぜ)
「アイノウケアラニ」「アイウォントシーユアシューシャイン」「オーケー?」
「OK my friend!」
みたいな感じで最初に会ったのは”Jake”と”Freddy”そして”Sam”みんなめっちゃいい人!とりあえず少しの間見学させてもらいました。
お店こんな感じ
中でもSamがマジで色々話聞いてくれて
「携帯が使えないから使いたい。SIMカード買いたい」
って言ったら
「仕事上がるから携帯ショップいくぞ!おいで!」だって。惚れちゃうよ?
そしてなんとか携帯使えるようになって
「この辺り食べ物屋さんが集まってるよ。お腹減ってるなら食べてく?」
ハンバーガー奢ってもらって(オイ)帰りは軽く案内してくれるっていうんで案内してもらったんですけどこれがまた上手い!
Sam大好き!
目立つお店を毎回ここにはこんなお店がある。この通りはなんて名前であっちにはおもちゃ屋があるよ。この通りには画廊があつまってるポイントがあるよ。
この案内でめっちゃ道覚えてました。自分も案内するときはこういう説明できるようになろうと思います。
そうこうしながら無事宿に到着!
4人部屋です。朝食付き約¥3500。オレンジビレッジホステル。割と清潔で値段の割にはいいお客さんが多そう。ここおススメです!
とりあえず疲れたし時差ボケあるのでシャワー浴びて早めに寝ようと思ったらお湯の出し方分からなくて水浴びて初日終了でした!
なぜアメリカだったのか。
正直なところ今靴磨きと言ったら日本!
長谷川裕也さんが技術でも世界一になりましたが、スーツ、ジャケットスタイルでカウンターで磨くカッコイイ靴磨きのスタイルが世界的に見ても最先端であることは周知の事実だと思います。
そんな中なぜアメリカで修行だったのか。
それは僕が靴磨きを始めた時すでに決まってたんだとおもいます。
前の記事でも載せた通りそもそも靴磨きは他にやっている人がほとんどいなかったり、自分主導で働けるから始めたわけで僕自身靴を一度も磨いたことがない状態でのスタートでした。
というわけなのでまずは靴の磨き方や道具の知識、革の知識、靴の知識を身につけることから始めたわけですが、それを知ろうにも周りに教えてくれる人がいるわけもなく、
手入れについて載っている雑誌をみつけたらとにかく買って実践してみたり
ネットで情報を集めたり、それでも分からなかったらわかりそうな人がいるところを調べて聞きに行ったり。
あとは当時少ないながらもユーチューブに動画があり、とにかく見まくって真似してみてました。
そんな中で見つけた瞬間惹きつけられて何度も見返した動画がコレ
How to polish cordovan shoes.
https://m.youtube.com/watch?v=EQ1k8mJt3iI
改めて見たらここembarcadero店ですね。
それと見つからなかったのでもう消えてしまっているのかも知れませんが陽気な音楽に合わせてKevinさんメインで靴を磨いているめちゃくちゃ楽しそうな動画でした。もちろんその時はこの人が誰かも知らずにみてましたけどね。
仕上がりもさることながら高いところにお客さんを座らせてやるスタイルと派手なアクション。
これがやりたい!
そう思ってその時お店を作っている段階だったのでこれをやらせて下さいと頼み込みました。
残念ながら却下されたわけですけどね(ーー;)
そうこうしながら1ヶ月ほどで靴磨き専門店Burnish(本町店)が完成し、諦めてそのまま日本の従来の靴磨きスタイルをサロンでカッコ良くみたいな感じでやっていく事になるのですが、、それが2011年冬。
そして地道なアピールを経て百貨店から仕事を依頼してもらえるようになったりしながら2014年にカルチュア・コンビニエンス・クラブからオファーを頂き2015年に梅田蔦屋書店に出店。
その2年後。
2017年阪急百貨店の催事のお話でニューヨークフェアで靴磨きをやりません?と相談を受けました。
話を聞くとアメリカからシューシャイナーを呼ぶそうで、写真を見たらなんとKevinさん!!
「僕この人知ってます!!是非お願いします!!」
ってな流れでトントン拍子に話がまとまって
直前になってあの人来れなくなったから代役の人が来ますということで来たのがKealaniさん。
実はこのKealaniさん"How to polish cordovan shoes”の動画の人。
え…??お、同じ会社の人!??
もうね、そらそうでしょ。
教えて!ってなるわけですよ。
自分もそれなりに磨いてきたんで1週間くらいの期間で色々聞くしやり方もある程度は掴んだわけですけど。
逆に先もまだあるなぁっていうのを感じてましたしKealaniさんもコイツもっと知りたいんやろなぁって感じてくれてたみたいで
「一回来なさいよ!」
そう言ってくれて僕もその場で行くって返事したわけですね。
そしたらその場でKevinさんに電話してくれて次の2月に行く事決定。
そんなわけでまぁなにかに仕向けられてるかのような流れで逆らわなかったら行って当然。
逆らう理由もなく流れのままにアメリカ修行の道を歩むことになりましたとさ。
かくして日本の靴磨きの原点でもある米兵スタイルからUSで進化した現在のUSスタイル。
すでに先を行く日本のスタイルの中でやっていけるのか!?
今後をご期待下さい!!(΄◉◞౪◟◉`)
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自己紹介
はじめまして
ブログを始めた現在、33歳。
2011年27歳で靴磨きを始めて約一ヶ月で靴磨き専門店burnishオープン。店長として勤務。
2015年ルクアイーレ梅田蔦屋書店に二店舗目出店。梅田店店長として勤務。
年間1万足を超える依頼を頂く店舗に成長。
2018年Burnishを退職しサンフランシスコに拠点を持つThe Shoeshine Guildへ修行に出る。
これが靴磨きを始めてからのざっくりした経歴といったところですが、靴磨きを始めた理由についてよく聞かれるのでまず始めにこれを記していきたいと思います。
靴磨きを始める事に決めたのは靴が好きだったからでも靴磨きが好きだったからでもなく、それまでの仕事の経験と偶然に導かれた結果でした。
18歳の頃に専門学校に行くために徳島から大阪に出てきて半年経たずに辞めてしまい(父さん母さんごめんなさい)
今まで働いてきた仕事は
・パチンコ店アルバイト
・イベント運営
・たい焼き店
パチンコ店は慣れれば楽で給料もそれなりなのでズルズル続けてしまいがちな仕事で別の仕事をしては戻りを3回経験しましたがズルズルいった先輩の姿をみて続ければこうなると思い辞める事に。
イベント運営は最初はスタッフから運営に引き上げてもらい。歩合が付くやり甲斐のある仕事だったのですが、内容が会員獲得の仕事でその案件専属だったため関西圏内で会員を獲得し尽くしたところで仕事がなくなり同時に退社。
たい焼き店はブームの時期で行列ができるお店に勤めれば稼げるだろうと思い店長候補として入店するも一年でブームが終わり閉店。
たい焼き店が潰れた時26歳。
この時このままでは結婚もできないと気付き仕事について真剣に考えるようになりました。
これまでの経験からすると
・イベント運営の時のように数字が上がれば給料に結びつくほうがモチベーションが上がる。
・たい焼き店の時のように自分がメインで仕事を回す。
・上位になる。1番になる。
これがあれば楽しく仕事ができるだろうと思いました。
やりたい事が職種じゃなくて働き方?のような感じです。
あと大事な要素として「流行り物じゃない仕事」多分流行り仕事は僕には向いてない。
そしたらどうやって仕事を探すのか、
仕事の探し方は最初は普通に求人で探そうとしましたが自分メインで最初からするには実績がなくあまり手応えがありませんでした。
そんな時友人から飲食店を新たに出す人がいるから一緒にやらないか?と誘いがあり、その時は結局話だけで終わったのですが
そのオーナーがこんなお店をやりたいと言っているのを聞いてコレだ!と気付きました。
「あなたがやりたい事を僕を使って実現してみませんか?」
新しい事を始めたい人を探してこう言って周ったのです。
どうやらこの考えはヒットだったようで、居酒屋で知り合った社長さんや友人で可能性がある人に頼み込んで紹介をしてもらって話をしてみたらなんと1ヶ月で5人もの人が手をあげて下さいました。
その時が2011年27歳の年で頂いたお話が
・まだ日本に入っていなかったイタリアのジェラートの店を始める話。
・和菓子屋さんこ継ぎ手がいないので修行して店を継ぐ話。
・ソーラーパネルの営業の部署を立ち上げたいのでやってくれという話。
・飲食店。
・最後に靴磨き店
飲食店は上手くいくビジョンが見えなかったので×
ソーラーは流行っぽかったので×
ジェラートは良さそうだったけど流行ものなので×
残りは和菓子と靴磨き。
和菓子屋さんは早い段階で話を頂いていましたし修行してモノになれば店を譲るという好条件だったのでやる気だったのですが、ライバルに負けて×
最後に靴磨き。
これは初期投資も少なく流行りものではなさそうなので需要さえ掴めばずっと続けられそう。かつ他にやってる人が当時東京にちらほら居るくらいなもので他にいなかったので1番になれる可能性がある。
なんだったら西日本で1番すぐに名乗れる感じ?でした😅
そんな感じで始めた靴磨き。
今ではどっぷりハマってついに靴磨きの修行をしにアメリカまできてしまいました🤣
モットーは
「一度磨いた靴は一生面倒を見る。」
この精神でまずは靴磨き修行とサンフランシスコの生活について携帯でポチポチ更新して行きますのでどうぞまた見てやって下さい。
2018年2月7日スタート
大岡辰徳
instgram : shieshinecreator_ooka
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